株の始値、終値、安値、高値って？

今回は、株の始値、終値、安値、高値について説明していきます！

株価についてみてみると、始値、終値、高値、安値という4つの値があります。
これらの値が何を表しているかを説明していきましょう。

そうですね。
その点についても説明しましょう。
まず、始値というのはその日の市場が開いてから最初に売買が成立して取引されたときの株価です。
始値については、寄付き値という呼び方もあります。
終値は、その日最後となった売買が成立した際に取引された株価です。
つまり、その日の株価がどのような動きをしていたとしても、1日で動いた株価としては始値と終値の差額ということになります。
長期保有株の株価については、この始値と終値の差が重要となるでしょう。

そうなんです。
ですから、前日の終値と当日の始値が同一となるとは限りません。
そして、高値というのはその日の株価の動きの中で、最も高い株価での取引が成立した価格のことで、安値は最も安い株価での取引が成立した価格を表します。
デイトレードなどの取引を行っている際は、この高値と安値の差額が重要となるでしょうね。

それでは、それぞれの値の違いから分かることを説明していきます。
例えば、始値より終値が高くなっているものの、安値は始値より低く、高値は終値より高かった場合は、相場が乱高下している状態です。
そうなると、今後の株価がどう動くかを判断するのは難しくなりますが、その分大きな動きを期待することができます。
始値が安値と同一で、一時的に終値よりも高い株価となっているような場合は、株価が順調に上昇したものの途中で売りが増えたと判断できるため、翌日は売りが増えて安値となっていくのではないか、という予測ができます。
始値と安値、終値と高値が一致している場合であれば、その日は買いが多く、株価が高騰していったのではないかという判断ができます。
この場合は、何らかの株価高騰の材料があったと判断できるため、翌日以降も株価の上昇が期待できます。

ちなみに、今の例であれば始値よりも終値のほうが高くなっていますが、始値よりも終値が安くなっていた場合は、今と全く反対の動きになると予測できますよ。

始値と終値が同じになった場合、その価格と安値、もしくは高値が同じになっていれば、相場の転換期であった可能性があります。
そうなると、安値と始値、終値が同じであればその後株価は下落していき、高値と始値、終値が同じであれば株価は高騰していくと判断できます。
このように、始値と終値、高値と安値というのは株の取引において非常に重要な役割を持っています。
しっかりと確認していくようにしましょう。