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1つの銘柄だけに集中投資する場合のポイントについて

日中は仕事をしており、なかなか株式投資をする時間がないという方でも、可能な限りデイトレードで結果を出したいと思うものです。
今回はそんな方々に向けて、1つの銘柄だけに集中投資するデイトレードについて解説します。
ポイントを押さえればそれほど難しい方法ではないため、ぜひ参考にどうぞ。

“大儲けしよう”と欲張らないことがポイント


1つの銘柄だけに集中投資するデイトレードでは、“大儲けしよう”と欲張らないことが1つのポイントです。
“1日のランチ代を稼ぐ”“お茶代を稼ぐ”くらいの気持ちで臨み、相場観を読むための訓練も兼ねて、相場が良いときも悪い時もほぼ毎日1つの銘柄を売買しましょう。
銘柄選びに関しては、じっくり銘柄を選定する時間もないため、できるだけ流動性が高い銘柄を1つだけ選びます。
また、資金効率を上げるため、信用取引を中心にします。その際は、手数料が安い証券会社を使いましょう。

売買をするのは基本的に午前中のみ

また1つの銘柄に集中投資するデイトレードでは、基本的に前場しか売買を行わないようにします。
なぜかと言うと、前場は前日のニューヨーク市場の影響が大きく、株価の動向を把握しやすいためです。また、活発に売買されるのも、前場ならではです。前場の中でも、特に値動きの活発な10時頃までに取引を終わらせるようにします。
後場は株価の動向が読みにくくなるため、売買はしません。
午前中の出勤前にその日の投資戦略を立て、買い(空売りの場合は売り)注文を出します。そうして、約定メールが届いたら、順次反対売買していきます。
また、これでもし仮にうまく利益を上げられなかったとしても、その際の損失は“利益を上げ続けるための必要経費”と割り切ることが大切です。

リスクヘッジとして中長期投資も行う


1つの銘柄だけに集中投資するといっても、やはり少しはリスクヘッジとして、別の銘柄での中長期投資もしておくべきです。
中長期投資をする銘柄には、株主優待株を選びましょう。赤字と無配の銘柄は避け、常に100銘柄ほどを保有しておくことが理想です。
ただ中長期投資とはいえ、株主優待株が10%~15%程度上がったら、利益を確定します。また株価が安くなったときを見計らって、もう1度買い直すことも重要です。
リスクヘッジとしての株価優待株ですが、決して保有しておくだけでなく、タイミングを見計らって全体の資産を増やすことも意識するべきだということです。
株主優待株には、底堅く相場上昇時には上昇するという特徴があるため、リスクヘッジとして選ぶ銘柄には向いています。
また優待の内容もチェックすべきですが、中長期投資を行う銘柄として選定するわけなので、当然中長期の上昇が期待できる成長株を選ぶことも心掛けましょう。
ただデイトレードと同じく、成長株でも決して大儲けを狙ってはいけません。
利益は2~3割を目安にし、株などのリスク資産は資産全体の6割程度にとどめておくことをおすすめします。
年間で10%前後資産を増加させることができれば、この手法は大成功と言えるでしょう。

まとめ

日中仕事をしている方に向けて、1つの銘柄だけに集中投資するデイトレードについて解説しました。
今回解説した手法は、デイトレードでは1つの銘柄だけを毎日売買しながら、リスクヘッジとして株主優待株に中長期投資をし、あわよくば資産全体の増加を狙うという手法です。
大儲けをするという意識を排除し、毎日売買をすることができれば、日中仕事をする方でも効果的に利益を積み重ねることができます。