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株初心者に重要な“株価収益率(PER)”とは何かを解説!

株にはいくつかの指標がありますが、中でも初心者にとって重要なのが「株価収益率」という指標です。
株価収益率は「PER」とも言われますが、これは非常にシンプルでありながらとても役立つものです。
今回は、この株価収益率がどのような働きをするのかご紹介していきます。

株価収益率を使って株が割安か割高かを判断する


株価収益率の働きとしては、株価が割安かどうかを判断する際に役立ちます。
少し高度に思えるかもしれませんが、とても重要なものなので覚えておきましょう。

株価収益率は、株価と会社の利益がわかれば計算することができます。
その際は、利益の全額ではなくEPSという数値を使って計算することになります。
EPSは、会社の純利益と発行済みの株式数から1株当たりの利益を計算した数値となります。

例えば、1年間の純利益が5,000万円で発行済み株式数が100万株であれば、その会社のEPSは5,000万円/100万株=50円ということになります。
EPSが出たら、その会社の株価をチェックします。
現在の株価が800円の場合、EPSに対して16倍の価格がついていることになります。
この16倍というのが株価収益率という指標の値となります。
この指標が示しているのは、EPSに対して今の株価が何倍になっているかということなのです。

基準はどのくらい?

株価収益率は、一定の基準よりも高ければ割高、低ければ割安ということを示しています。
しかし、その基準となる数値はどのくらいなのでしょうか?

基本的には、日本の上場企業の平均である15倍を基準としている場合が多いようです。
気になった銘柄の株価収益率がどのくらいなのか知りたいと思った時は、いちいち計算しなくても証券会社のデータに記載されているので、銘柄について調べる際にはこの指標の値についても業績や将来性とともにチェックしたほうがいいでしょう。
もしもその値が基準よりも低ければ、これから株価が上がる期待が高いので買いのチャンスかもしれません。
期待通りに株価が上昇すれば、値上がり益を狙うことができます。

他の要素と合わせて考えよう


株価収益率を使う時には、いくつか気を付けなければいけない点もあります。
なぜかというと、実は株価収益率を計算する際に使われるEPSは、予想される純利益を基に計算しているからです。

EPSは企業が発表する数字から計算されますが、その数値はその時点での予想業績です。
株式投資の場合、現在の状況ではなく将来の状況を重視して投資を行うため、その計算に使われるのも前年度の業績ではなく今年の予想業績などになるのです。

また、株価収益率が低いということは必ずしもその銘柄が買い時であるというわけではありません。
株価収益率が低いのは、業績の悪化などが原因の場合もあるからです。
そのため、安易にその銘柄を買ったら、その後業績の予想が下方修正されて株価収益率が適正な数値となってしまった、ということもありうるのです。
そうなると、そこからさらに株価が下がってしまうことも多く、結局損をすることになります。

また、反対に株価収益率が高ければ買い時ではないとも言い切れません。
将来性に期待できる企業であれば、たとえ株価収益率が高くても今後は株価が上がって、低くなっていくかもしれないからです。
もちろん、100倍などあまりに高い場合はやめておいた方がいいでしょう。
こうした理由から、株価収益率だけで判断するのではなく、その企業の過去の業績や将来性、そして株価チャートなどもしっかりとチェックしたうえで、銘柄を吟味していきましょう。

まとめ

株価収益率は、非常に便利な指標です。
基準としては国内企業の平均である15倍となり、そこから高いか低いかだけで判断できます。
しかし、株価収益率の計算のもととなるEPSはあくまで予想された数値から計算したものですから、今後EPSが減少したり、思った以上に増えたりする場合もあります。
その点も踏まえ、株価収益率だけで判断するのではなく、企業の業績や将来性なども踏まえた上で判断するようにしましょう。