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お得な株価の判断基準には何がある?〜PBRを参考に判断しよう〜

みなさんは、買い時の株はやその株価は、何をもって判断していますか?
チャートを細かく見たり、企業の最新の業績を調べたりして、判断するという人も多いですよね。
もちろん、このような方法も買い時を知るには有効ですが、実は、もう少し分かりやすい方法があるのです!
今回は、PBRで株の「買い時」を判断することについて、ご説明します。

お買い得な株を見つけるための方法がPBR


株を買う取引をする時、必ずといっていいほど注目するのが株価です。
なぜなら、「お買い得な時に買いたい」と考えるからです。そういう意味では、株の売買とは言っても、普通の買い物と変わりません。「普段より安くなっている時に買いたい」と思うから、購入対象の値段をチェックするわけです。

株もそれと同じで、現状で「いつもよりお買い得か?」ということを判断した上で買うのが基本です。スーパーなどでの買い物の場合、お得かどうか判断するにはチラシなどをチェックしますが、株の場合、そのようなチラシはありませんので別のものを使ってチェックします。
その、「別のもの」とは何かというと、PBRという指標です。

株価の額面だけを見た時に、高いのか安いのか判断しにくいケースがあります。
例えば、業績上は特に問題もなく良い企業なのに、株価を見ると、同業他社に比べて下がっている場合があります。
このような場合、どう判断すれば良いのでしょうか?

こんな時に使うのが、PBRです。PBRは企業の純資産を分析し、現在の株価がお得かどうかを判断します。
ちなみに、PBRは時価総額÷純資産額で算出できます。また、株価÷BPS(1株あたり純資産)で算出することも可能です(どちらかというと、こちらの方がメジャーな算出方法かもしれません)。なお、BPSは純資産額÷発行済み株式総数で算出します。

1つの目安として、計算したPBRが1倍を切ると、損失も少なく、お得な株であると言えるでしょう。

一方でPBRが1倍を超えている場合は、買う際の価格が高めであるとも言えます。つまり、割高である、ということです。
株価の額面が安く見えたとしても、PBRで見ると割高の株は多くあります。したがって、額面が安いからと言ってすぐに取引してしまうのは禁物です。

計算が面倒な場合、PBRが1倍を切っている銘柄の情報を利用しましょう。インターネットですぐに検索できますので、参考までに見てみると良いかもしれません。

お得な株でも注意は必要~リスクの存在も視野に入れておこう~


「PBRが1倍を割り込んでいて、さらに株価も安いので、買っても大丈夫!」
このように考えても基本的には問題ありませんが、一方で注意も必要になります。
もしものことがないように、注意すべきことも知っておきましょう。

先ほど書いたPBR1倍割れは、割安かどうか判断する一つの目安になります。しかし、それだけでは単純にお買い得と判断できないケースもあります。
例えば、鉱業や鉄鋼など、その業種全体で1倍割れが続いているケースがそれに該当します。また、銀行や証券会社などの金融業は元々1倍未満のことが多いため、PBRが1倍を切っているからといって、お得であるとは限りません。
このように、PBR1倍割れだからといって問題ないと言い切れない場合があることを知っておきましょう。

また、PBRが1倍未満かどうか、という目安は、全てのケースに通用する判断基準ではありません。
先ほど少し触れたとおり、業種によってPBRの平均には違いがあります。そのため、その業種の平均を見た上で、その会社のPBRが割安かどうかを判断する必要があります。
さらに、その会社の過去のPBRがどうだったのか、ということにも目を向けましょう。PBRは純資産額と株価との比較です。売上などと違い、純資産額にはそれほど大きな変動はありません。そのため、その会社の過去のPBRの推移を調べた上で、今のPBRがお得かどうか、という判断を下す必要があります。

株式投資をする上で、チャートを把握することは非常に大切ですが、企業に関する情報収集も怠らないようにしましょう。
今回のPBRのように、株価以外の情報を知っておくことも、株式投資を成功させるカギになります。

まとめ

今回は、株価の判断をPBRで考えてみることについてご説明しました。
株を買う際に、株価だけを見るのではなく、PBRを用いて判断していきます。PBRは、会社の解散した際に残る金額に対し、現在の株価がどの程度の水準にあるか、ということを見る指標です。
計算で求めたPBRが目安となる1倍を切っていた場合でも、決して割安とは言えないケースもありますし、1倍以上であったとしても割安となるケースもあります。
PBRを見る際は、その業種の平均PBRとその銘柄の過去のPBRの推移を必ずチェックしましょう。