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上場株にはさまざまな種類があることを知っていますか?

一般的に上場株と言うと、株主に与えられる権利が一切限定されていない“普通株式”をイメージする方が多いです。
ただ上場株には、実は他にもさまざまな種類があります。
今回は普通株式とは違う、一風変わった特徴を持つ上場株を紹介していきますので、株に関する知識を増やしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

日本銀行の出資証券


日本銀行の資本金は、55%が政府、45%が民間によって出資されています。
知らない方は驚くかもしれませんが、日本銀行はJASDAQに上場しているため、普通株式と同じように取引ができます。
ただ他の上場企業と異なるのは、株式が上場しているわけではなく、“出資証券”が上場しているという点です。ちなみに、銘柄コードは8301です。
出資証券には、出資者が配当を受ける権利があるものの、議決権を行使する権利がありません。
なぜかと言うと、日本銀行に株主総会のようなものが存在しないためです。
また日本銀行の出資証券は流動性が低く、投資するには数百万円単位の資金が必要になるため、投資初心者を含む個人投資家にとっては扱いにくいものだと言えるでしょう。

農林中央金庫や信用金庫等の優先出資証券

優先出資法に基づいて発行される“優先出資証券”は、協同組織金融機関や特別目的会社(SPC)によって発行される有価証券の一種です。
これは農林中央金庫や商工組合中央金庫、信用金庫などにおいて、発行が認められているものです。現在は、信金中央金庫の優先出資証券(8421)が上場しています。
こちらも日本銀行の出資証券と同じく議決権がなく、その他の権利は普通株式にあるものとほとんど同じです。
また普通株式における取引単位は100株単位が多いですが、優先出資証券は1口単位でも取引できるという特徴を持っています。
優先出資証券として東京証券取引所に上場している信金中央金庫では、株主優待に近い制度を採用しているため、株主優待目的の投資家が保有する銘柄としても適しています。

優先株


“優先株”は読んで字の如く、普通株式よりも配当などを優先して受けられる銘柄です。
ただ優先株は、普通株式と違って保有者における議決権が存在しません。
東京証券取引所に上場している優先株には、伊藤園第1種優先株式があります。
この優先株は、普通株式に比べて配当額が大きく、普通配当額の1.25倍の配当を受けることができます。それに対し、株価は普通株の半額以下になっています(2019年2月13日現在)。
また普通株式への配当がなくても、優先株に1株あたり15円の優先配当が支払われるという特徴を持っています。仮に配当されない場合は、その分が累積され、普通株式に先立ち不足分が支払われます。
そして伊藤園第1種優先株式には、普通株式と同様に株主優待が存在し、伊藤園の商品を毎年受け取ることができます。
ちなみに余談ですが、伊藤園の普通株式の証券コードが4桁(2593)なのに対し、優先株は5桁(25935)になっています。

まとめ

普通株式とは異なる上場株の特徴について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
これらの上場株は、当然普通株式と同じように証券口座を開設すれば取引することが可能です。
中には少し投資のハードルが高いものもありますが、投資の幅を広げるための一歩として、今回紹介した上場株に投資してみるのも1つの手だと言えます。
いきなり投資するのは気が引けるという方は、詳しくそれぞれの上場株の特徴をチェックしてみましょう。