株の初心者へお届けする便利な情報サイトです!

投資における手法、ボリンジャーバンドの逆張り・順張りとは

ボリンジャーバンドとは、統計学と確率分布に基づいて株価の推移がどのくらいの変動で収まるかを予測した、株価の変動を判断するテクニカル指標の1つです。
多くの投資家はこのボリンジャーバンドによって、売買の判断を有利にしています。
今回はそのボリンジャーバンドの手法の内、逆張りと順張りを学んでいきましょう。

株価の変動が元に戻ると予測する逆張り


ボリンジャーバンドの性質に基づき、株価の変動は±2σ線を越える確率が低いという予測を用いたのが逆張りです。
例えば、株価が-2σ線近くまで下がった場合、-2σ線を越えて株価が下がる確率は5%もありません。
つまり、ここから株価が上がる可能性が高いので、今が買い時であると判断することができます。

反対に、株価が+2σ線近くまで上がった場合は、+2σ線を越えて株価が上がる確率は5%もありません。
この場合は、ここから株価が下がる可能性が高いので、今が売り時だと判断することができます。

ここまで簡単に逆張りを説明してきましたが、この手法が常に通用するとは限りません。
ボリンジャーバンドを開発したジョン・ボリンジャー氏も、ボリンジャーバンドは逆張りで使うべきでないと言っているそうです。

では、逆張りの手法が成功する確率が高いのは、どのようなタイミングなのでしょうか。
これを知るためには一旦、ボリンジャーバンドの性質を今一度理解する必要があります。
ボリンジャーバンドの動きに注目して見てみましょう。

ボリンジャーバンドというのは株価の変動に伴って、幅の広さが変動していきます。
ボリンジャーバンドの幅は、株価の推移する可能性の高い範囲、つまりは株価のバラつきやすさの指標になるのです。
このことから、ボリンジャーバンドの幅が広いと、株価の変動が激しくなる可能性が高く、幅が狭いと株価の変動は小さい可能性が高くなる、ということになります。

つまり、ボリンジャーバンドの幅が広い、株価の変動が激しい相場では、株価の上がり過ぎや下がり過ぎが元に戻らないことが多く、逆張りが上手くいかない可能性が高いでしょう。
よって、ボリンジャーバンドの幅が狭い、株価の変動が小さい相場だと、株価が大きくぶれにくいため、逆張りが成功しやすいです。

株価の変動の流れに乗る順張り

順張りは株価の一定方向の上昇や下降が変わらずにそのままの方向で推移すると予測する考えです。
逆張りと同様に、順張りも常に通用する手法ではありません。
ボリンジャーバンドの幅から、株価の変動率の大小を見極める必要があります。

ボリンジャーバンドの幅が広がる間に、株価が一定方向に大きく上がったり、下がったりした場合、株価の変動率が大きくなっているので、そのままの同じ方向に株価が変動していく可能性が高いです。
例えば、ボリンジャーバンドが幅を広げ、株価が上がり始めた時には、株価は+2σの近くで推移しつつそのまま上がっていくだろう、と判断できます。

順張りの場合は、ボリンジャーバンドの幅が狭い、株価の変動率が小さい相場では、株価の上昇や下落の傾向が維持されにくいため、順張りの判断は上手くいかない可能性が高いです。
よって、ボリンジャーバンドの幅が広くなった、株価の変動率が大きい相場だと、株価が株価の上昇や下落がそのままで推移する傾向が高いため、順張りが成功しやすくなります。

逆張りと順張りは、予測としては真反対のものです。
この2つの手法のどちらを使うかの判断を行う上でボリンジャーバンドは欠かせません。
1つは株価がボリンジャーバンドのどの位置に存在しているのか、もう1つはボリンジャーバンドの幅は広くなっているのか、狭くなっているのかの2点を確認して、逆張りや順張りを行うかを判断します。
現在の株価の変動の相場を客観的に見る指標としても、ボリンジャーバンドは有用だということですね。

まとめ

本記事では、逆張りと順張りを中心にボリンジャーバンドを用いた手法を学びました。
まずはボリンジャーバンドを見て相場の状況を判断します。
逆張りは株価の変動が元に戻るだろうと予測する手法で、株価の変動率が小さい時に有効です。
順張りは株価の一定方向の変動がそのまま維持するだろうと予測する手法で、株価の変動率が大きい時に有効になります。
逆張り、順張りを活用して、株式投資をもっと上手に判断していきましょう。