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「iDeCo」運用時に株価が急落した場合の、もっとも 有利な投資戦略は“売却”ではなく“継続”すること!その①

「何度も売り買い」や「短期で損切り」はNG!
「iDeCo」の投資戦略は個別株やFXとは違う

「頻繁な売買」「機動的な売買」などはまったく「iDeCo」向きではありません。そもそも「iDeCo」で投資する場合は投資信託での運用になりますから、どんなに急いでも基準価額は1日に一度しか変わりません 。つまり1日に複数回の売買注文を出しても意味がありません。

また売買に際しては、一定期日までに申し込んだものをとりまとめて翌日以降に処理されることが多く、下手をすれば「急騰しているから急いで数パーセントの利益を確定しよう」と思って売ったものが、株価が大幅に下落した翌日に約定されて損をする結果になった、なんてこともありえます。

投資信託を売って別の投資信託を買おうとすると、最初の投資信託の売却についての資金の受け渡しが完了するまで待たされますので、3~4営業日くらいのタイムラグが必ず出ます。オンライントレードでイメージされる“リアルタイム”は、「iDeCo」にはないのです。

「損失確定して仕切り直し」も「iDeCo」向きではありません。短期売買においては売りから入ったりレバレッジをかけたりすることも多いため、損失が大きくなりすぎないよう短期で損失確定することはよくあります。「リスク管理が重要だ」と、損切りの重要性を説く専門家や投資家も多いはずです。

ところが、「iDeCo」ではレバレッジはかけられませんし(ブルベア型ファンドも基本的にない)、「iDeCo」で購入可能な投資信託はインデックス型が多いうえ、売りから入ることもできませんから、元本を全損するリスクはほとんどありません。

むしろ初心者が、株価急落に焦って「iDeCo」で保有している投資信託の損失確定をしてしまうと、最悪のケースに陥る可能性もあります。

株価が下がったときに焦って売ってしまうと
損失を取り戻せない「最悪のケース」になることも!

企業型確定拠出年金を例に見てみましょう。企業年金専門誌「年金情報」(格付投資情報センター発行)では、半年ごとに加入者の運用利回りについて分析をしているのですが、アベノミクスが最高潮に達した2017~2018年頃でも 、1~2%程度の人は元本割れとなっていました。

私の推測では、この1~2%は、株価が下がっているときに焦って損失確定し、その後の再投資がうまくできなかった人たちの可能性が高いと思います。

しかしそれを責めるのは酷な話です。過去の退職給付制度から確定拠出年金へ移換した資産が1000万円くらいあって、そのうち投資信託に半分くらい回していた人がいたとします。株価が下がって含み損が100万円を超えていたとき、投資に対する理解が浅い人があわてて売ってしまったことを、誰がとがめられるでしょうか。

ただ、その人が狼狽売りしたときの株価水準に戻ってもなお投資に手が出せず、さらに株価が上がってからようやく再投資をしたとしても、確定した損失は消えることはありません。かくして「最悪の1%の人」になってしまう、というわけです。

ちなみに「iDeCo」の場合、「今がチャンスだから100万円くらい一気に入金して買う」というようなこともできません。毎月一定額の掛金しか新規入金できないため、損失を一気に取り戻すことも難しいのです。


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